自民・国対委員長に浜田靖一前防衛相を起用へ 政調会長に渡海紀三朗元文科相で最終調整
岸田首相は、自民党の国対委員長に浜田靖一前防衛相を起用する方針を固め、政調会長には渡海紀三朗元文部科学相を起用する方向で、最終調整に入りました。
これは、複数の政府与党関係者が明らかにしたものです。自民党・安倍派の裏金疑惑をめぐり、辞表を提出した高木国対委員長の後任には、無派閥の浜田靖一前防衛相が内定しました。
国対委員長経験者で、与野党に幅広い人脈のある浜田氏を起用することで、政治とカネが焦点となる、次の通常国会で堅実な国会運営を実現してほしいとの狙いがあるものとみられます。
一方、萩生田政調会長の後任には、当選10回の渡海紀三朗元文部科学相を起用する方向で最終調整しています。渡海氏について、ある政府高官は「無派閥でベテラン、即戦力になる」と話しています。
自民党の役員人事は、22日にも決定されます。