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党役員など“3候補や中堅・若手を”新総裁

2021年9月30日 1:20
党役員など“3候補や中堅・若手を”新総裁

自民党の岸田新総裁が会見し、党役員や閣僚人事で総裁選を争った3候補や、中堅・若手を起用する考えを示しました。

岸田新総裁「コロナ対策、これからも全てをかけて必死に取り組んでいかなければなりません。年内に数十兆円規模の経済対策を策定することによって、多くの国民の皆さんに、ともに協力していただける、こうした雰囲気をつくっていきたい。その先に経済、新しい資本主義を構築していきたい。今こそ成長と分配の好循環、これを実現し、全国津々浦々、この成長の果実をしっかり届けていきたい」

岸田氏は自民党役員人事について「あす1日かかるのではないか」とした上で、幹事長人事については「まだ具体的な名前は確定していない」と述べました。

また、人事の方針について「中堅・若手の思い切った登用が必要だという思いで人事に取り組んでいきたい。老・壮・青のバランスが大事だ」と述べました。

総裁選を争った河野ワクチン担当大臣、高市前総務大臣、野田幹事長代行の3人については、「党内において、その能力を発揮していただけるようなことを考えていきたい」と述べ、何らかの役職で起用する考えを示しました。

また、衆議院の解散については「政治状況を見極めた上で、総理としてしかるべき時期を判断していきたい」と述べ、次の衆議院選挙の勝敗ラインは与党で過半数としました。

一方、森友学園をめぐる問題については「国民に色々な意見や思いがあるとしたら、今度は政治の立場からしっかり説明をしていかないといけない」と述べました。

立憲民主党・枝野代表「新総裁として安倍・菅政権と何がどう違うのかを説明いただくことが、まず最初だというふうに思っています。残念ながら、ここまで拝見をしていると、自民党は変わらない、自民党は変われないということを示した新総裁の選出だというふうに思っております」

一方、立憲民主党の枝野代表は、来月4日に召集される臨時国会では十分な日程を取り、予算委員会を開いて審議するよう求めました。