岸田首相、アメリカへ出発 国賓待遇の公式訪問 日米首脳会談や米議会での演説を予定
岸田首相は、8日午後、国賓としてアメリカを公式訪問するため、羽田空港を出発しました。バイデン大統領との首脳会談や、アメリカ議会での演説などを行う予定です。
岸田首相「日米がグローバルなパートナーであるということ。世界の国際社会のさまざまな課題をともに、リードをしていく存在であるということ。そして、そのためにも日米関係がいっそう盤石なものであるということ、これを確認したいと思いますし、それを世界に発信する、大変重要な機会になると思っています」
岸田首相は、10日には首都ワシントンで、バイデン大統領との日米首脳会談に臨みます。
日本の安全保障環境が厳しくなる中で、自衛隊と在日アメリカ軍との連携強化などを確認する見通しです。
11日には、アメリカ議会の上下両院合同会議で日本の首相としては安倍氏以来9年ぶり、2人目となる演説を行う予定です。
演説のテーマは「未来の世代に向けた日米関係」で安全保障面、経済面でのさらなる関係強化にむけたビジョンを示す方針です。
岸田首相は、また、ノースカロライナ州も訪れ、トヨタ自動車の電気自動車などに載せる電池の工場を視察し、14日に帰国する予定です。
首相周辺は「裏金問題で続く閉塞(へいそく)感を、得意の外交で反転攻勢につなげたい」と話しています。