日ポーランド防衛相 ウクライナ情勢めぐり「看過できない」
岸防衛大臣は21日夜、ウクライナと国境を接するポーランドのブワシュチャク国防相とテレビ会談し、緊迫しているウクライナ情勢をめぐり「看過することができない重大な問題」との認識を共有しました。
会談で両閣僚は、ウクライナ情勢をめぐる問題は、「国際社会全体にも影響を及ぼすグローバルな問題であり、両国にとって、看過することができない重大な問題」との認識を共有しました。
また、日本政府は現在、近隣諸国へのチャーター機の手配など、ウクライナの在留邦人の安全確保に努めていますが、岸大臣は「最大限取り組んでいる」などと説明しました。
これに対して、ブワシュチャク国防相からは、「引き続き、連携を緊密にしつつ、最大限の支援を提供する」との発言があったということです。
両閣僚はまた、中国を念頭に「東シナ海や南シナ海における、力を背景とした一方的な現状変更の試みや、緊張を高めるいかなる行為にも反対する」という意思を表明し、「法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要である」との認識で一致しました。