超短期決戦となる衆議院議員選挙が15日、公示されました。東海3県の25選挙区には、これまでのところ、80人以上が立候補を届け出ていて、選挙戦が本格的にスタートしました。

前・名古屋市長の河村たかし氏の出陣式

愛知1区で立候補した河村たかし氏

出陣式を終えると、今回の選挙も、市長選でお馴染みの自転車で選挙区を回ります。

が！　しかし、少し走ったところで、車に乗りこんで移動。向かった先は、同じ政治団体の候補者の応援演説です。

諸派（愛知1区） 元職 河村たかし氏（75）：
「心は市長のままで。全力で名古屋のために尽くしますので、総理になったら最高だ」

選挙戦では仲間の応援で、自転車でも車でも、市内を駆け巡ります。

“コバホーク”が応援に駆け付けた前職・熊田裕通氏

自民党の前職・熊田裕通氏

こちらは、自民党の前職・熊田裕通（くまだ・ひろみち）さん。

自民（愛知1区） 前職 熊田裕通氏（60）：
「この戦いに臨む自民党の議員として、みなさまにおわびを申し上げなければならない。一連の不祥事、政治への信頼を失ったのは、まさに自由民主党であります」

熊田さんの出陣式に駆けつけたのは…

小林鷹之 元経済安保相：
「けさ千葉から名古屋に、たった１点だけお願いしにまいりました。名古屋の未来、日本の未来のためには、政治家・熊田裕通が絶対に必要なんです。どうかみなさま、力を貸してください。よろしくお願いします」

先月の自民党総裁選に立候補した、“コバホーク”こと小林鷹之さん。熊田さんは総裁選で小林さんの推薦人を務め、その恩返しとして、選挙戦初日に応援に駆け付けました。

自民（愛知1区） 前職 熊田裕通氏（60）：
「供給に勝る需要を起こすことによって、大きく経済には変わっていく。みんなが喜んで、あしたもあさっても頑張ろう、そんな国を私は必ずやつくっていきたい」

心強い仲間からのエールを受けて選挙戦を戦います。

名前の売り込みを忘れない4期目を目指す前職・吉田統彦氏

立憲民主党の前職・吉田統彦氏

立憲民主党の前職・吉田統彦（よしだ・つねひこ）さんは、交差点で選挙活動をスタートさせました。

立憲（愛知1区） 前職 吉田統彦氏（49)：
「最も重要な、真の政治改革を実現するためには、政権交代を実現するしかない。政権交代こそ、真の政治改革の原動力」

現役の医師でもある吉田さんは、医療政策をはじめ、格差をなくしたいと訴えます。

出陣式を終えると、早速車に乗り込み市内を移動。街頭に立つと…

立憲（愛知1区） 前職 吉田統彦氏（49)：
「この日本を、もう一度立て直していくために、絶対に（格差の解消が）必要だと、私は確信をしております。吉田統彦でございます。行ってらっしゃい。吉田でございます」

4期目を目指す吉田さんでも、自身の政策に加えて、名前の売り込みを忘れません。

立憲（愛知1区） 前職 吉田統彦氏（49)：
「限られた時間の中で、ひとりでも多くの人に会いたいし、握手をしたい。必死ですよ、必死、決死、命がけ。それだけです」

SNSでライブ配信をしながら自転車で移動　元高校教師の新人・山本耕一氏

日本維新の会の新人・山本耕一氏

午前8時半、事務所で準備に追われていたのは、日本維新の会の新人・山本耕一（やまもと・こういち）さん。第一声の、演説内容を確認していました。

維新（愛知1区） 新人 山本耕一氏（47）：
「意外と緊張するかなと思ったら、緊張感もなく、とにかく自分を出し切る」

SNSでライブ配信をしながら、第一声の場所へと自転車で移動します。午前10時前、上小田井駅に到着。自らのぼりをセットして…

維新（愛知1区） 新人 山本耕一氏（47）：
「子育て現役世代、若者世代、子どもたち、これから生まれてくる子どもたちのためにも、残りの人生をかけて、国民のための政治を取り戻してまいります」

元高校教師の山本さん、初めての選挙が始まりました。

維新（愛知1区） 新人 山本耕一氏（47）：
「1年2年先ではなく今なんですよ。今、生活が苦しいので、今すぐできること。物価高を抑えたり、手取りが増えたり、今すぐできることを訴えていく」

10月15日に公示された衆議院議員選挙は、10月27日（日）に投開票です。