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「もう党費を払わない」厳しい意見も 自民党富山県連と茂木幹事長の車座対話

2024年4月11日 19:20
「もう党費を払わない」厳しい意見も 自民党富山県連と茂木幹事長の車座対話

「派閥の政治資金パーティ裏金事件」を受けて、自民党の執行部が各地の地方組織と意見交換を行う「政治刷新車座対話」が11日富山市で行われました。

県連側の出席者からは、党運営に対する厳しい声が相次いだということです。

自民党 茂木敏充幹事長
「わが党に大変厳しい声が寄せられていることを重く受け止めている。地域で様々なご意見を頂いていると思います、そういった声も忌憚なくお寄せいただければと思います」

「車座対話」は、党の執行部が地方組織から幅広く意見を聞き、党内の不満解消を図る狙いで3月始めたものです。

11日の意見交換には、県連の幹部や女性部代表などが参加し、茂木敏充幹事長らとおよそ1時間話し合いました。

意見交換は冒頭以外非公開で、出席者によると、茂木幹事長は「本当に迷惑をかけている」と謝罪し「党の改革や政治資金規正法の改正などをしっかり進める」と話したということです。

県連側からは、党運営に対する厳しい声が相次いだということです。

自民党県連 宮本光明幹事長
「大変地方も苦慮していると、この問題で2024年の党員の確保も非常に厳しい状況があるという意見や、党員の確保が厳しいとなると県連の財政にも影響が及ぶと。あとはもう常々仰ってるような、不信不平不満、このことだったと思います」

一方で、派閥の「裏金事件」を巡り、幹事長注意を受けた県選出の野上浩太郎参議院議員と田畑裕明衆議院議員の話題は出なかったということです。

出席者の一人は取材に対し「裏金を巡る処分に差があるのがおかしく、基準もよくわからない。全員処分すべきだと伝えた」と答えました。

また、党員から「もう党費を払わない」などと言われていて、党員の減少を危惧しているという声もあがったということです。

宮本幹事長
「2023年の暮れとか、いろんな地元の会合ある中で、こういうお金の問題があって、これは自民党辞めさせてもらいたいという声がいたるところで聞いている。やはり(党員が)減少するということが想像されると、ですからそれが党運営についても非常に厳しいことになるねと」

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