「危惧するというか、心配している」の声受け 自民党富山県連 知事選推薦で新田知事に誓約書求める
自民党県連は、2024年秋に行われる県知事選挙での推薦にあたり、新田知事に対し「社会的問題のある団体とは一切付き合わない」とした党の運営指針を守る誓約書を求めることを決めました。
いわゆる“統一教会”との関係について党内から懸念する声が複数上がったための措置です。
自民党県連は20日富山市内で常任総務会を開き、秋の知事選において現職の新田知事を推薦することを全会一致で決めました。
一方、支部内からは知事といわゆる“統一教会”との関係を問う声が複数上がったということです。
宮本光明幹事長
「断絶すると明言していないのではという指摘が今までもあったわけですが、そのことを危惧するというか、心配している、ということも複数出てきておったことは事実」
これを受け、県連は新田知事に対し「社会的問題のある団体とは一切付き合わない」とした党の運営指針を守るとする誓約書を書くことを推薦の条件とすることにしたということです。
このことについて新田知事は。
「至極もっともなことが書かれているので、私も従うのにやぶさかでありません。コンプライアンス上問題のある団体とは付き合わないとは2年くらい前から言い続けていることです」
2024年11月の任期満了に伴う知事選には、新田知事のほかにこれまで立候補を表明した人はおらず、共産党県委員会が候補者の擁立を目指しています。