26日午前、確認された中国軍機による五島市沖への領空侵犯について県は、国からの情報提供がなされなかったことを明らかにしました。

防衛省によりますと、26日午前11時半頃、中国軍のY-9情報収集機1機が五島市男女群島沖の日本の領空に数分間侵入したということです。

中国軍機による日本への領空侵犯が確認されたのは初めてです。

林官房長官は中国側に、外交ルートで厳重に抗議し再発防止を強く求めたと述べました。

中国側の意図については「差し控える」とした上で「近年、日本周辺での中国の軍事活動が活発化している」として、警戒・監視に万全を期したいと述べました。

県によりますと、この事案の発生後、県には情報提供がなされず、報道で確認したということです。

防衛省は、通常、領空侵犯などの事案について自治体への連絡は行っていないとしていますが、
県は、今回のような事案が発生した場合や、今後新たなリスクが生じた場合には速やかに情報提供を行うよう依頼。

情報が伝達された際には、県民にも伝えたいとしています。