10月27日に投開票が行われる衆議院選挙。選挙戦は終盤を迎えています。

現職の首相に新人2人が挑む鳥取1区。立候補しているのは、

・立憲民主党の新人、朝倉浩之 候補
・共産党の新人、岡田正和 候補
・自民党の前職、石破茂 候補

以上の3人です。

立憲民主党の新人・朝倉浩之氏は終盤戦に向け、10月24日に鳥取市で支持者など約400人を前に決起集会を開いていました。

朝倉浩之 候補
「一人一人に寄り添った政策ができるわれわれ立憲民主党が何とかして政権を取らないと、この地方鳥取は良くならないんじゃないでしょうか、皆さん」

支持団体の票固めを進めながら、無党派層の取り込みに力を注いでいますが知名度不足が響き、支持は広がりを欠いています。

朝倉浩之 候補
「訴えることも変わらないし考え方も変わらない。とにかく私自身がここにいるんだということを一人でも多くの人に知らせていく」

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共産党の新人・岡田正和氏です。

岡田正和 候補
「自民党が裏金・非公認の議員に政党助成金から2000万円の支出をしていたということが明らかとなりました」

これまでに150回以上、街頭演説を行い「政治とカネ」の問題の追及や、生活最優先の経済対策などを訴えてきました。共産党支持層を中心に票を固めていますが、別の候補に流れている票もあるとみられ、厳しい選挙戦を強いられています。

岡田正和 候補
「皆さんのところに出かけさせてもらって、丁寧に私たちの政策訴えをさせていただこうと思っています。皆さんと一緒に希望のある政治を作っていけたら」

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自民党の前職・石破茂氏は全国の候補者の支援に回り、10月24日は鳥取と同じ中国ブロックの広島や岡山で応援演説を行っていました。

石破茂 候補
「どの党が何を主張しようが自由だ。だけどどんな政権を作るんですか。それぞれがバラバラの主張をしている。私たちは、日本国のためにそのような人たちにこの国を任せるわけには断じてならないのであります」

候補者不在の選挙区で選挙戦の中心を担うのが石破氏の妻・佳子さん。

石破佳子さん
「政治とお金の問題、解決いたしてまいります。皆さま方、石破に力を与えてください」

石破氏は鳥取初の首相として人気を集め、従来の支持層に加え、野党の支持層など地元からの幅広い支持を集めています。

情勢調査によりますと、自民党の石破氏が終始安定した戦いを見せていて、対する立憲民主党の朝倉氏、共産党の岡田氏には厳しい選挙戦となっています。


一方、鳥取2区に立候補しているのは、

・立憲民主党の前職、湯原俊二 候補
・自民党の前職、赤沢亮正 候補
・共産党の新人、福住英行 候補

以上の3人です。

前回の衆院選で比例復活で当選した立憲民主党の前職・湯原俊二氏。10月24日、米子市で総決起集会を開き、約700人の支持者を前に「国民の暮らしを最優先」に考えていくことを強く訴えました。

湯原俊二 候補
「ほんのひと握りのお金持ちは政治の光が当たり、どんどんと富を増している。大企業やお金持ちを優先する政治ではなく、子育て・教育・雇用・年金・医療・介護国民の暮らしを守る政治に変えていきましょう」

また、この日は小川淳也幹事長も応援に駆け付け、自民党の裏金問題を厳しく追及。湯原氏はクリーンな政治を掲げ企業・団体献金の禁止を訴えています。

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赤沢亮正 候補
「鳥取県から日本を変える。そして、日本の未来をつくり、日本の未来を守り抜くと。本気で命がけでやって参ります。だから赤沢亮正にそのチャンスをください。皆さまの本気の応援で、7度目の国政に送り出していただきたい」

自民党・前職で7期連続当選を目指す赤沢亮正氏。人手不足解消や賃上げ、女性活躍の推進などを掲げています。19日から経済再生担当大臣としてほかの候補の応援へ。候補者不在の間は、妻の千晶さんが支持を呼びかけています。赤沢氏は、26日に選挙区に戻り、最後の訴えを行います。

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共産党・新人の福住英行氏。自民党の「政治とカネ」問題を追及し、企業・団体献金の禁止を訴え、金権政治の一掃を狙っています。また、消費税5％の減税や大企業への課税などで賃上げや社会保障の充実も訴えています。

福住英行 候補
「働く人の給料が増えない、これでは暮らしていけない、そうした声が大きく広がっています。最低賃金を全国一律1500円に引き上げ、大幅な賃上げ、実現しようではありませんか」

直接、演説で自分の考えを伝えられない人たちに向けて、SNSを活用した選挙戦にも力を入れています。

情勢調査によりますと、赤沢氏が支持を広げていて湯原氏が追う形に。福住氏は厳しい戦いとなっています。