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天皇陛下、皇居での稲作ことしも 稲の種もみまく「お手まき」

2024年4月17日 15:25
天皇陛下、皇居での稲作ことしも 稲の種もみまく「お手まき」

天皇陛下による皇居での稲作が今年も始まりました。

天皇陛下は、17日午前、皇居の生物学研究所の脇にある「苗代」に稲の種もみをまく、「お手まき」を行われました。

皇居での天皇陛下の稲作は、昭和天皇が始めた恒例行事で、陛下は、グレーのジャンパー姿で小さな茶かごに入った種もみ720粒を4つの区画に均等になるように丁寧にまかれました。

今年も育てられるのは、うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチの2種類で、順調に育てば、およそ1週間で発芽し、5月に田植え、9月に稲刈りが行われます。

陛下は、日本の農耕文化の中心である稲作を大切に思われているということで、秋に収穫される米は、宮中祭祀の「新嘗祭」に使われる他、根付きの稲は、伊勢神宮の神事にも使われます。