地下鉄日比谷線が脱線し、乗客5人が亡くなった事故から、きょう8日で25年。東京メトロの社長らが、犠牲者を追悼し安全を誓いました。

25年前のきょう8日、当時の営団地下鉄日比谷線の下り電車が中目黒駅近くで脱線し、上り電車の車両に衝突して、乗客5人が死亡、64人が負傷しました。

東京メトロの社長らは8日、事故が起きた午前9時1分に、現場近くの慰霊碑に向かい、再発防止を誓いました。

東京メトロ・山村明義社長「社員の安全意識の向上、スキルやノウハウをしっかり醸成していくことが大事だと思っています。安全性の向上に最優先で取り組んでまいりたい」

東京メトロでは、社員のおよそ7割が事故後に入社していて、全社員が研修で事故の教訓を学んでいるほか、車両に脱線検知装置を設置するなど、安全対策を進めているということです。