国語に関する世論調査 「1か月に1冊も本を読まない」過去最多に
「国語に関する世論調査」の結果が公表され、日本人の読書離れが進んでいることがわかりました。
この調査は、文化庁が全国の16歳以上の6000人を対象に、3559人から回答を得たものです。雑誌や漫画を除き、1か月に1冊も本を読まないと回答した人が6割を超え、調査の開始以来、過去最多となりました。
このほか、およそ7割の人が以前に比べて読書量が減っていると回答し、その理由について、パソコンやスマートフォンなどの情報機器で時間が取られているためと回答した人が4割に上りました。
一方、1か月に1冊も本を読まないと回答した人のうち、7割以上がSNSやインターネットなどの本以外の活字などを「ほぼ毎日」読むと回答し、読書離れが進む一方で、ネットを通して活字が読まれている現状が明らかになりました。