安倍元総理銃撃 山上容疑者の自宅から“銃のようなもの”数丁や“筒状のもの”数個など押収
8日、奈良県で選挙応援中の安倍元総理大臣が男に銃で撃たれ、病院で死亡が確認されました。警察は男を現行犯逮捕しましたが、男は調べに対し「数か月前から事件を計画していた」と供述していることがわかりました。
安倍元総理大臣は8日午前11時30分ごろ、奈良市の近鉄・大和西大寺駅前で参議院選挙の応援演説を行っていたところ、男に銃で撃たれ、午後5時3分に病院で死亡が確認されました。
警察は、奈良県在住の元海上自衛隊隊員・山上徹也容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しましたが、容疑を殺人に切り替えて動機などを調べています。
捜査関係者によりますと、山上容疑者は警察の調べに対し「数か月前から事件を計画していた」と供述していることがわかりました。また、「ある特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理大臣はその宗教団体と関係があると思って狙った」という趣旨の供述もしているこということです。
また奈良県警は山上容疑者の自宅と実家を捜索し、自宅からは手製の銃のようなもの数丁や筒状のもの数個、さらにパソコンなど数十点、また実家からは書籍数冊と本人が書いたノート類を押収したということです。