神奈川県横浜市で酒を飲んで車を運転し、わずか4分間で相次ぎ事故を起こしたとみられる23歳の男が逮捕されました。

　　　　◇

警察によりますと、水上容疑者はことし6月、神奈川県横浜市桜木町の路上で酒に酔った状態で車を運転してタクシーに追突し、運転手の男性（61）にケガをさせたうえ、そのまま逃走した疑いが持たれています。

水上容疑者が運転していた車は、フロント部分が激しく大破していたほか、後方部分なども破損しているのが確認できます。

水上容疑者が運転していた車は一方通行の道を逆走し、道路標識にぶつかり停車したということです。近くの建物の壁は一部、壊れてしまっています。

水上容疑者はタクシーに追突した後も道路を逆走し、別の車に正面衝突するなどとして合わせて5台の車にぶつかる事故を起こしたとみられています。

道路標識にぶつかってようやく停車した水上容疑者の車。現場前の建物の防犯カメラの映像には、建物の外でスピードを出した車が急に止まる様子が映っています。

タクシーに追突してから車が止まるまでの時間は、わずか4分ほどだったということです。

駆けつけた警察官が車の近くにいた水上容疑者に職務質問したところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。

この時、水上容疑者は警察官に対し、「俺は車に乗っていただけだ。運転手は誰だか知らない」と主張したということです。

しかし、警察によりますと、水上容疑者は直前に飲食店2軒をはしごして酒を飲んだ後に車を運転。逮捕後の調べでは、容疑を認めているということです。

一方、一緒に酒を飲んだ後に水上容疑者の車に乗ったとして、神奈川大学4年の男も逮捕されました。