将棋界で最も伝統のある戦いの名人戦が9日から行われます。3連覇をめざす藤井聡太七冠は対局を前に意気込みを語りました。

江戸時代から続く将棋界で最も伝統ある戦い、名人戦が9日始まり、第1局はホテル椿山荘東京で行われます。

名人の藤井聡太七冠は挑戦者に永瀬拓矢九段を迎え3連覇を目指しています。

8日、会場では対局を前に前夜祭が行われ、ファンや関係者、300人ほどが集まり両対局者にエールを送りました。

前夜祭で藤井七冠は、「名人戦では持ち時間が公式戦で最も長い9時間になるので1手1手をより深く考えてシリーズを通して面白い将棋が指せるように全力を尽くしたい」と語りました。

一方、名人戦初挑戦の永瀬九段は「名人戦には歴史、重み、伝統がある。初めての（長い）持ち時間で経験や課題を見つけられれば」と話しています。

第1局は9日午前9時に始まり、10日の午後には勝敗が決まる見通しです。