警察庁幹部が“闇バイト強盗”に呼びかけ 異例の動画を公開
SNSで実行役を募る「闇バイト」によるものとみられる強盗事件などが相次ぐ中、脅されて犯罪に加担しようとする人に向けて警察庁幹部が呼びかける異例の動画が公開されました。
今年8月以降、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県などでは、SNSで実行役を募る「闇バイト」によるものとみられる強盗事件などが相次いでいます。
中には、実行役がSNSで「ホワイト案件」などとうたう仕事に応募し、身分証を指示役グループに送ってしまったため、脅されて犯行に及んだケースもあったということで、警察庁は阿波拓洋生活安全企画課長が指示役に脅されている人に呼びかける異例の動画を公開しました。
動画では「警察から強盗に加担しようとしている方へ伝えたいことがあります」などと語りかけ、「脅迫が理由であっても、強盗は凶悪な犯罪」「勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談すれば、あなたや家族を確実に保護する」などと呼びかけています。
また、警察庁は18日、全国の警察に対し、相談してきた人や家族を適切に保護するよう指示したということです。