SNSで実行役を募る「闇バイト」によるものとみられる強盗事件などが相次ぐ中、警察庁は、脅されて犯罪に加担しようとする人を適切に保護するよう全国の警察に指示しました。

ことし8月以降、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県などでは、SNSで実行役を募る「闇バイト」によるものとみられる強盗事件などが相次いでいます。中には、実行役がSNSで「ホワイト案件」などとうたう仕事に応募し、身分証を指示役グループに送ってしまったことで脅されて犯行に及んだケースもあったということです。

警察庁は、脅迫された人が警察に相談すれば、本人や家族を保護できることを積極的に呼びかけつつ、実際に適切に保護するよう全国の警察に指示しました。また、深夜に事件が発生していることをふまえ、深夜の住宅街で覆面の捜査車両による警戒や、人目につきにくいところの徒歩や自転車での警戒などを徹底的に行うよう指示しています。