ビル解体工事現場で一酸化炭素中毒か 少なくとも16人搬送…1人が心肺停止も意識回復 東京・千代田区
27日、都心の解体工事現場で16人が一酸化炭素中毒とみられる症状を訴えました。
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午後5時前、大勢の消防隊員や救急隊員が駆けつけた東京・千代田区の一角。現場にはボンベを背負った隊員の姿が。さらに複数の担架が用意され、中には救急隊の治療を受ける人の姿も確認できます。
「何があった?」
午後4時前に寄せられた119番通報。
119番通報
「作業員が一酸化炭素中毒のようだ」
ビルの解体工事現場で一酸化炭素中毒とみられる症状を訴える事故が起きました。警視庁によると、少なくとも16人が病院に搬送されるといいます。このうち40代の男性作業員1人は心肺停止の状態で搬送。現在は意識が回復したということです。
あわせて20人ほどで作業を行っていたという解体工事現場。当時、作業員はビルの4階でアスベストの除去作業をしていて、3階では発電機2台が稼働していたといいます。
警視庁や東京消防庁が当時の詳しい状況を調べています。
最終更新日:2025年3月27日 11:46