常用漢字表改定へ 「俺」など196字追加
05年から常用漢字表の見直しを行ってきた文化審議会は7日、文科相あてに改定案を答申した。新たに常用漢字表に加えられるのは、「俺」「嵐」「蜜」「袖」「爪」「弥」「眉」「麓」「尻」「釜」「虎」など196文字。
また、都道府県名の一部になっている「鹿」「熊」「梨」「茨」「栃」「阪」「埼」「媛」なども加えられる。このほか、「憂鬱」の「鬱」、「語彙」の「彙」、「便箋」の「箋」、「溺愛」の「溺」、「精緻」の「緻」、「麺」など「書けなくても読める漢字」も認めようという議論があって加えられる。一方で、東京・三鷹市や障害者団体から希望の多かった「鷹」「碍」は加えられなかった。
新しい常用漢字は、来年春から学校で教えられることになる。