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子供に放射性検査薬 技師が投与記録改ざん

2011年9月2日 3:12
子供に放射性検査薬 技師が投与記録改ざん

 山梨・甲府市の市立甲府病院が放射性物質の入った検査薬を子供84人に過剰投与していた問題で、放射線技師(54)が薬の記録簿には実際の投与量より少ない数値を記入していたことがわかった。

 この問題は、市立甲府病院が内臓の機能や病気の有無を調べる検査の際、子供84人に、学会の推奨基準を大幅に超える量の放射性物質が入った検査薬を投与していたもの。中には基準の20倍以上の投与もあった。

 投与量は放射線技師が独断で決めており、「子供は動き回るので鮮明な画像を短時間で撮るため多く投与した」と話しているという。また、放射線技師は、薬の記録簿には実際の投与量より少ない数値を記入していて、病院側も改ざんがあったことを認めた。

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