玄海原発4号機、発電再開 佐賀で抗議活動
「九州電力」は2日午後、玄海原子力発電所(佐賀・玄海町)4号機の発電を再開した。
九州電力は、人為的なミスで自動停止していた玄海原発4号機について、1日に原子炉を再稼働させた。2日午後3時には、発電が始まった。福島第一原発の事故以降、定期検査やトラブルで停止した原発が再稼働するのは全国で初めて。
再稼働を受け、佐賀県では2日、反原発などを掲げる市民団体が抗議活動を行った。また、「運転再開は地元住民を無視したもの」などとして、4号機の運転停止を求める要請書を県などに提出した。
玄海原発4号機は来月、定期検査のため再び運転を停止するが、九州電力は「約1か月だが、今回の再稼働で火力発電にかかる燃料費を抑えることができる」としている。