皇后さま 皇居での「養蚕」締めくくる儀式に臨まれる
皇后さまは12日、今年の皇居での「養蚕」を締めくくる儀式に臨まれました。
皇后さまは12日、皇居にある紅葉山御養蚕所で、今年の養蚕を締めくくる「御養蚕納の儀」に臨まれました。
儀式の映像は公開されていませんが、皇后さまは、収穫された生糸を供えた祭壇に拝礼されたということです。
皇居での養蚕は、明治以降、歴代の皇后に引き継がれています。
去年と2020年の養蚕は新型コロナウイルスの影響で作業する担当者を減らし、育てる蚕は純国産の品種「小石丸」だけに絞って行われましたが、今年の養蚕は感染症対策に配慮しながら、平成時と同じ4種類の品種に増やして行われました。
側近によりますと、皇后さまは、歴代の皇后が大切に続けてきた養蚕を今年も無事に終えられたことに感謝の気持ちとともに、感慨深く思われている様子だったということです。
生糸の使い道はまだ決まっていないということです。
皇后さまが取り組む養蚕に、今年は天皇陛下と長女の愛子さまも合流し、初めてご一家で一緒に作業されました。