トキのひな、2羽目が巣立ち~環境省

環境省は26日、自然界で38年ぶりにひなが巣立った新潟・佐渡市のトキの巣で、2羽目のひなが巣立ちを迎えたと発表した。
環境省によると、26日午後4時20分頃、巣の横の枝に飛び移ったひな1羽が巣に戻り、さらに別の1羽が巣から同じ枝に飛び移るのが確認された。環境省は、トキの巣立ちについて「両脚を巣の外に完全に出すこと」と定義づけていて、26日夜に映像を分析した結果、少なくとも2羽が巣立ちを迎えたと判断した。
巣立ったトキは再び巣に戻ることもあるが、数日後には巣を離れ、他の枝に飛び移ったり、地上に降りたりする行動が見られるという。