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環境省“再生エネ”試算 経産相が否定見解

2015年4月7日 16:17
環境省“再生エネ”試算 経産相が否定見解

 宮沢経済産業相は7日、2030年の時点で再生可能エネルギーを最大36%まで増やせるとした環境省の試算に否定的な見解を示した。

 宮沢経産相「いま検討しているエネルギーミックスの基礎として用いるのは、なかなかできないものだろうと」

 経済産業省は現在、2030年の時点での電源の望ましい構成を検討している。このうち再生可能エネルギーを最大36%まで増やせるとした環境省の試算について宮沢経産相は、技術的な制約やコストの課題を指摘し「実現可能性が十分考慮されていない」と否定的な見解を示した。

 一方、望月環境相は7日の会見で、他の省庁とは技術やコストなどの試算の仕方が若干異なるとした上で、「環境省も含む国全体が再生可能エネルギーを最大限、伸ばす方向で頑張っていきたい」と話している。