政府が先日取りまとめた２０３０年の電源構成、いわゆる「エネルギーミックス」の骨子をめぐり、自民党は１９日の会議で議論が紛糾する中、責任者への一任を取り付けた。

　会議では、２０３０年の電源構成で原発の比率を２０から２２％程度などとした政府案について、一部の議員が「原発依存度は低くする余地がある」などと反発し、議論は紛糾した。

　河野太郎議員「だからわざわざ（原発依存度は）低減傾向にあると入れてるわけじゃないですか」

　会議では党の原子力政策・調査会長である額賀元財務相に一任を取り付ける案が示されたが議論はまとまらず、反対派の意見表明が続く中、打ち切られた。

　額賀元財務「最終的には私が責任をとって、一任をされたと思っています」

　政府案は今後、パブリックコメントなどを経て最終決定される。