30年電源構成の骨子案…原発の比率は?
経済産業省の有識者会議は28日、2030年の電源構成、いわゆる「エネルギーミックス」の骨子をとりまとめた。
原発の比率は福島第一原発事故前より低くしたが、原発の新設・増設の議論は先送りした。経産省は2030年のエネルギーミックスの骨子を、電力コストの削減などを目指し策定した。原発の比率は福島第一原発事故前の27%より低くし、20~22%程度としている。再生可能エネルギーは原発より多い22~24%程度としたが、このうち水力を8.8~9.2%程度とし、コストが高い太陽光は7%程度としている。
今後、与党での調整を行い、これに基づき固める温室効果ガスの削減目標と共に、6月のサミットまでには正式に決める方針。