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電源構成骨子 原発新設・増設議論は先送り

2015年4月28日 18:24
電源構成骨子 原発新設・増設議論は先送り

 経済産業省は28日、2030年の電源構成、いわゆる「エネルギーミックス」の骨子をまとめた。原発比率は、老朽化した原発の運転延長を前提として2割前半とし、原発の新設・増設の議論は先送りした。

 経産省が28日にまとめた骨子では、2030年の原発の比率を20~22%程度とした。再生可能エネルギーは原発より多い22~24%程度とし、水力を8.8~9.2%程度、太陽光は7%程度としている。

 原発比率については、原発の新設・増設は想定せず策定し、原則40年とする原発の運転期間を延長する事を前提としている。今後、与党での調整を行い6月までには正式に決定する方針だが、原発の新増設の議論は先延ばしにした形。