大飯原発3号機、フル稼働
海水を取り込む取水口の付近に大量のクラゲが発生し、作業が遅れていた福井・おおい町の「関西電力」大飯原発3号機は9日午前1時頃、フル稼働した。
3号機はフル稼働に向けて作業を進めていたが、8日午後、原発に海水を取り込む取水口の付近に大量のクラゲが発生し、うまく海水を取り込むことができない状態となった。クラゲは8日夜になって減ったことから、関西電力は3号機を当初の予定通り、9日午前1時頃にフル稼働した。
3号機がフル稼働したことで、揚水発電の分とあわせて171万キロワットの電気が関西に供給されることになり、関西電力は当面、管内の節電目標を15%から10%に引き下げる方針。