樋口警視総監、万引き撲滅を呼びかけ

樋口建史警視総監は25日、東京都内で開かれたイベントに参加し、社会を挙げて万引きをなくしていくよう呼びかけた。
このイベントは、警視庁が東京都内の関係団体などと協力して万引き防止への取り組みを強化するために行われ、子供から大人まで約1400人が参加した。挨拶に立った樋口警視総監は、東京の治安を守るために万引き対策は必要不可欠だと訴えた。さらに、万引きの防止を呼びかける映画CMの上映や、小中学生向けに「万引きは犯罪」などと訴える講演が行われた。
警視庁によると、東京都内の万引きの検挙数は年々減っているが、高齢者が検挙される割合は02年に比べ、約3倍に増えているという。