×

北海道で天気大荒れ、新千歳空港58便欠航

2012年11月27日 16:33
北海道で天気大荒れ、新千歳空港58便欠航

 北海道は、発達した低気圧と真冬並みの寒気の影響で、南部を中心に大荒れの天気となり、室蘭市などで一時、4万戸が停電するなど影響が出ている。

 室蘭で27日午前6時39分に最大瞬間風速39.7メートルを記録した他、襟裳岬で42.1メートル、札幌で26.5メートルを観測した。この影響で、室蘭市や登別市などで一時、4万戸が停電となり、室蘭市内の2つの病院が休診、室蘭市と登別市の小中学校など73校が臨時休校となった。徐々に復旧しているが、27日正午現在、2万5000戸で停電となっている。

 最大瞬間風速39.5メートルを観測した浦河町では、ガソリンスタンドの屋根が飛ばされるなど家屋への被害が出ている。

 交通機関にも影響が出ており、JRは踏切事故や停電などにより、札幌と函館を結ぶ特急など99本が運休している。また、空の便は滑走路の閉鎖などにより、新千歳空港を発着する58便の欠航が決まっている。

 気象台によると、27日午後には、風が収まってくるとみられているが、28日夜から再び荒れた天気となり、強風や高波に注意が必要。