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黒い雨、がん発症の危険性見られず~放影研

2012年12月9日 2:36
黒い雨、がん発症の危険性見られず~放影研

 原爆投下直後に降った「黒い雨」に関するデータを解析していた広島市にある放射線影響研究所(=放影研)が8日、結果を公表し、黒い雨に遭ったこととがんを発症する危険性に関連は見られないと結論付けた。

 これは、去年11月、黒い雨に遭ったとする1万3000人分のデータを放影研が保管していたことがわかり、データの解析を求められていたもの。

 放影研は、記者会見を開き、「現在残っているデータでは、黒い雨に遭ったこととがんを発症する危険性に関連は見られない」と結論付けた。放影研疫学部・小笹晃太朗部長は、「総固形がん、白血病ともに、雨に遭った人の中でリスクが増加しているということは見られない」と述べた。

 また、データの存在が注目されるきっかけとなったアメリカ・オークリッジ国立研究所の報告が黒い雨と放射線による急性症状を関連付けたことについて、分析の手法上、欠陥があるとしている。

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