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環境省、楢葉町で“中間貯蔵施設”調査開始

2013年4月9日 19:02
環境省、楢葉町で“中間貯蔵施設”調査開始

 環境省は9日、福島県楢葉町で、除染などで出た土や草木などの放射性廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設候補地の選定に向けた現地調査を始めた。

 中間貯蔵施設をめぐっては、環境省が、福島第一原発の周辺に分散して建設する方針で準備を進めてきた。その中で、楢葉町は、町内で出た廃棄物を貯蔵する「保管庫」としての調査であれば受け入れることに合意したという。

 環境省の職員と業者が9日、除染で出た廃棄物を保管している仮置き場を3か所回り、管理状況を調査した。環境省は、今月中に楢葉町の複数の場所で地質や周辺環境の調査を行い、その後、住民説明会を行った後に、ボーリング調査する場所を1か所に絞り込むと説明している。

 中間貯蔵施設は15年1月からの稼働を目指して計画している。