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地下水の放射性物質の濃度が上昇 福島第一

2013年9月12日 0:50
地下水の放射性物質の濃度が上昇 福島第一

 福島第一原発でタンクに保管していた大量の汚染水が漏れ出た問題で、タンク北側の放射性物質の濃度が上昇を続けていることがわかった。

 東京電力によると、10日、汚染水が漏れていたタンクから北側に約15メートル離れた場所で地下7メートルの地下水を採取したところ、トリチウムの濃度が一リットル当たり6万4000ベクレルと、4日前の約15倍に増えていたことがわかった。東京電力は、漏れた汚染水がタンクの下を流れる地下水に影響を及ぼしている可能性を認めた。

 東京電力・相沢善吾副社長「重要なのは、その(汚染)水が今後どういうふうに拡散していくか、地下水バイパスの揚水井の方に行くようであったらブロックする」

 東京電力は、観測用の井戸を増やし、異常が出た場合には流れ込まないよう遮へいするという。