東京税関は、違法な薬物や偽ブランド品などの密輸入の取り締まりを強化する年末特別警戒を始めた。

　初日の５日は、麻薬探知犬が貨物のにおいを嗅いで違法な薬物が隠していないか調べたり、職員が貨物を開けて中身を確認したりした。

　１２月は旅行客が増え、税関を通過する貨物が多くなることから、違法な薬物や偽ブランド商品などの密輸入も増える傾向にある。このため、東京税関は５日から態勢を強化して警戒にあたることになったもの。

　東京税関は、海外渡航先で見知らぬ人物に、いわゆる「運び屋」役に誘われても絶対に応じないよう呼びかけている。