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平安貴族の遊びを今に…下鴨神社で蹴鞠初め

2014年1月4日 22:06
平安貴族の遊びを今に…下鴨神社で蹴鞠初め

 京都の下鴨神社では4日、平安貴族の遊びを今に伝える正月の恒例行事「蹴鞠(けまり)初め」が行われ、多くの見物客でにぎわった。

 平安時代に貴族の間などで流行した蹴鞠は、勝ち負けを競うのではなく、礼儀作法を重んじつつ楽しむ遊びの一つ。4日、京都の下鴨神社の境内に設けられた鞠庭では、色とりどりの水干を着た鞠人たちが、独特の掛け声を掛け合いながら、地面に落とさないよう右足だけで鞠を蹴り続けた。

 三が日を終えても、下鴨神社には大勢の人が訪れ、鞠人たちの巧みな足さばきに見入っていた。