太陽エネルギーだけで世界一周に挑戦している飛行機が、悪天候のため、１日夜遅くに急きょ、愛知県に着陸した。珍しい飛行機を一目見ようと、空港には大勢の人が見物に訪れている。

　豊山町の県営名古屋空港に姿を現したのは、両翼７２メートルの翼の上にソーラーパネルを敷き詰めている「ソーラー・インパルス２」。太陽エネルギーだけで世界一周を目指していて、３月にアラブ首長国連邦をスタート。先月３１日、中国・南京からアメリカ・ハワイに向かっていたが、太平洋上が天候不良のため、１日に急きょ名古屋空港に着陸した。思わぬ来訪者に２日の名古屋空港には、ニュースを聞きつけた人が大勢見物に訪れていた。

　「ソーラー・インパルス２」は機械的な不具合はなく、天候の回復などを待って近日中にもハワイに向けて出発することにしている。