日本人宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーションの船長を務めた若田光一さんが会見を行い、船長の任務についての感想や今後の抱負を語った。

　若田さんは２９日午前の会見で、「船長としての自分の任務の重さは、しっかりと感じながら仕事をした。そういう緊張感はこれまでにはなかった。第二、第三の船長を輩出していかないといけないと思う」と述べ、宇宙での大役を振り返ると共に、今後、ほかの日本人宇宙飛行士を支援していく考えなどを語った。

　若田さんは今年５月までの約半年間、国際宇宙ステーションに滞在し、後半は日本人で初めて船長を務めていた。今回は地球に帰還して初めての帰国で、約１か月間、日本に滞在し、各地で宇宙での活動の報告会を行う予定。