ＪＲ東日本は１９日、羽田空港へのアクセスを改善するため、新宿・東京・新木場と羽田を結ぶ３つの路線を新たにつくる構想を明らかにした。

　ＪＲ東日本は１９日、国土交通省の有識者会議で、「羽田空港アクセス線」の構想を明らかにした。構想では、羽田空港国内線ターミナルと東京貨物ターミナルを結ぶ路線を新たに地下に整備した上、現在は使われていない貨物線の線路を活用するなどして、新宿駅・東京駅・新木場駅と結ぶ３つの路線を整備する。所要時間はそれぞれ、新宿駅から２３分、東京駅から１８分、新木場駅から２０分になるという。

　完成までは１０年かかる計画で、ＪＲ東日本は、東京オリンピックが開催される２０２０年に向け、新木場駅の路線の一部区間で先行して開業することを検討している。