インドネシアの火山で大規模噴火 噴煙約1万5000mに 日本への津波の影響調査中
気象庁によりますと、日本時間の7日午後0時30分ごろ、インドネシアにあるレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。この噴火を受けて、気象庁は日本への津波の影響について調べています。
またオーストラリアの気象当局によりますと噴煙の高さはおよそ1万5000メートルに達しているということです。
海外の火山で大規模な噴火が起きると、気圧の急激な変化や山体崩壊などによって通常の地震による津波とは異なる潮位の変化が発生することがあります。
この噴火によって仮に津波が発生した場合、日本国内での到達予想時間は、早いところで沖縄県地方の午後3時30分頃です。この到達時間はあくまでも津波が起きたと仮定した場合の予想です。気象庁が発表する情報に注意してください。
2022年1月には、南太平洋のトンガの海底火山で大規模な噴火が発生しましたが、この時は、気圧波によって大きな海面変動が生じ、日本の沿岸では1メートルを超える津波が観測されました。
このため、気象庁は、噴煙の高さが1万5000メートル以上に達する大規模な噴火が発生した場合、津波発生の可能性について情報を発表することにしています。