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広島大雨など「平成26年8月豪雨」と命名

2014年8月22日 17:09
広島大雨など「平成26年8月豪雨」と命名

 先月30日以降の台風や前線の影響で各地で起きた大雨被害について、気象庁は22日、「平成26年8月豪雨」と名づけた。

 気象庁は、教訓を伝えるとともに、復旧活動などを円滑に進めようと、大きな被害が出た災害について名称をつけている。22日に名づけられた「平成26年8月豪雨」は、先月30日以降に台風12号と11号、前線などに伴う記録的な大雨で、広島市など各地で起きた被害を対象としている。気象庁が気象災害で名称をつけたのは、12年7月の「九州北部豪雨」以来。

 先月30日から21日までの間、高知・香美市繁藤で平年の8倍の降水量を観測するなど、西日本を中心に大雨が降りやすい状況が続いている。これについて気象庁は、太平洋高気圧が本州の南東海上で強く張り出し西日本に、南からの暖かく湿った空気が流れこみやすい状況が続いたためと説明している。