代々木公園の蚊からデングウイルス検出
東京・代々木公園で蚊に刺された人が相次いでデング熱に感染した問題で、東京都は4日、「公園内で採集した蚊からデングウイルスが検出された」と発表した。
東京都は2日から3日にかけて、代々木公園の10か所で276匹の蚊を採集して検査を行っていた。その結果、公園の北側の地区で採集した蚊からデングウイルスが検出されたという。
これを受け、東京都は4日午後2時から当分の間、この地区全体を閉鎖することを決めた。また、カブトムシなど他の昆虫や生態系への影響を考慮した上で、5日以降、代々木公園で蚊の駆除を実施するという。
一方、厚労省などによると、国内でデング熱に感染した人の数は3日より7人増えて55人となった。