“拉致”家族らを「今後もバックアップ」
今年、北朝鮮による拉致が国際法上の人道に対する罪にあたるという報告書をまとめた国連調査委員会のマイケル・カービー元委員長が21日、拉致被害者の家族らと面会し、今後もバックアップしていく考えを示した。
面会は非公開で行われ、家族会の飯塚代表や横田夫妻、増元事務局長が出席した。日本とEU(=欧州連合)は、カービー元委員長らがまとめた報告書を踏まえ、北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を共同で国連総会に提出することにしており、11月末頃に審議される見通し。カービー元委員長は、この動きを後押しするとともに国連安全保障理事会への付託を目指し、バックアップを続けると話したという。
横田早紀江さん(78)「(カービー氏に)『本当に時間がかかっても諦めないことが大事だ』と言われた。現実的に具体的に動いてくださっているのは本当に感謝しますと私も言いましたし、今もそう思って期待しています」