拉致被害者家族 北朝鮮への圧力求める
北朝鮮の人権侵害を話し合う日本政府主催の国際シンポジウムが5日、アメリカのニューヨークで開かれ、拉致被害者の家族が北朝鮮への圧力を求めた。
ニューヨークの国連本部近くのホテルで開かれたシンポジウムには、各国の外交官らも訪れた。この中で拉致被害者・横田めぐみさんの弟・横田拓也さんは、国際社会が一致して北朝鮮に圧力をかけるよう求めた。
横田拓也さん「姉も母も私たちみんなが本当に笑顔いっぱいで暮らしていた思い出が一瞬にして奪い去られたわけであります。拉致された人たち、その人たちを待つ家族も高齢化し、本当に時間がありません」
また、出席した国連の北朝鮮人権問題担当のダルスマン特別報告者は、国連決議など人権問題での非難の高まりを問題解決につなげるべきだと話した。
参加者「解決される必要のある大きな問題だと考えるようになりました。この問題に対して、国際社会による注意がもっと向くべきだと思います」
日本政府は、今後も国際的な発信の場を積極的に設ける方針。