北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの両親が日本テレビの取材に応じ、日朝間の交渉に動きがみられない現状について、「本当にじれったい」と胸の内を語った。

　去年７月に北朝鮮が拉致被害者らの全面調査を行う特別調査委員会を設置してから１０か月がたったが、いまだ日本側に調査結果の報告はない。日朝間の交渉にも動きがみられない中、横田めぐみさんの両親が苦しい心情を語った。

　横田早紀江さん（７９）「じれったいですよね。本当にじれったい思いですね、みんな」「私たちはとにかく帰してくれるように、それだけ願っているんですから、信じてますから、みんな生きていることを」「本当に北朝鮮が被害者を帰す気があるのかどうなのかということを、日本がピシっと言って、力の強い日本の交渉態度というのが向こう（北朝鮮側）にも見えて、今度はちょっと勝手ができないって位まで示していかないと難しいのかなと思います」

　横田滋さん（８２）「あんまり強硬だけでやるよりは、実際に人が帰ってくるような形で交渉してほしいと思います」

　さらに両親は、「私たちも年をとり、体力も弱ってきている。一刻も早く、一秒でも早く解決してほしい」と訴えた。

●深層ＮＥＷＳ「横田夫妻に聞く　拉致問題解決への道は？」
ＢＳ日テレ　５月１１日（月）午後１０時放送
日テレＮＥＷＳ２４　５月１２日（火）午前０時（月曜深夜）放送