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九十九里海岸のトド、保護されケガの治療へ

2014年11月4日 14:09
九十九里海岸のトド、保護されケガの治療へ

 千葉県山武市の九十九里海岸に本来、北太平洋に生息し、日本では北海道の沿岸部などで見られるトドが2日から現れている。トドはケガをして衰弱していて、4日午後、鴨川シーワールドの職員らが保護した。

 2日からトドがいる九十九里海岸の蓮沼海浜公園は、4日午前中から、ずっと動きがなかったが、ダイバースーツなどを着た鴨川シーワールドの職員がトドを取り囲むようにして、網を使って保護した。

 トドは背中からおなかにかけて3か所のケガが確認されていて、夜の間、ほとんど、移動しなかったとみられる。4日も朝からほとんど身動きをとっていなかったが、職員に取り囲まれると海のほうに逃げ抵抗する様子をみせた。

 網の中に保護されたトドはこの後、オリに入れて運ばれる見通しで、いったん鴨川シーワールドが引き取り、ケガの治療をするという。