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港に揺れる冬の風物詩「ウツボのれん」徳島

2014年12月12日 21:56
港に揺れる冬の風物詩「ウツボのれん」徳島

 徳島県牟岐町でウツボ漁が始まり、港では冬の風物詩、「ウツボのれん」が寒風に揺れている。

 徳島県牟岐町の牟岐大島や津島周辺では、今月に入りウツボ漁が解禁となり、港では水揚げしたウツボを天日干しにする作業が始まった。

 ウツボを背開きにして背骨と内臓を除いたあと、「ハリ」と呼ばれる竹串で刺し、昼間、約20時間寒風にさらす冬の風物詩「ウツボのれん」。この時期にとれるウツボは元々、脂がのっているが、寒風にさらすことでさらにうまみが凝縮され、焼いても、素揚げにしても、おいしく食べることができる。

 天日干しは注文生産で行われていて、産直市や個人向けに1キロ2000円前後で出荷している。天日干しの作業は来年2月末まで続く。