平安装束で和歌…太宰府天満宮「曲水の宴」
平安時代の宮中行事を再現した「曲水の宴」が1日、福岡県の太宰府天満宮で行われた。
「曲水の宴」は、庭園の水路を流れる杯が自分の前を通り過ぎるまでに和歌を詠み、出来栄えを競う平安時代の貴族の遊び。福岡親善大使など14人が、十二単(ひとえ)や衣冠束帯など平安装束に身を包み、詠んだ和歌を短冊にしたためていた。
太宰府天満宮では、毎年この時期に神事として開かれていて、今年で52回目となる。
小雨が降るあいにくの天気の中、会場には約1500人が集まり、かれんに咲く梅の下で繰り広げられる平安絵巻の世界を楽しんでいた。