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噴火予知連絡会 火山活動変化で臨時情報

2015年3月19日 1:44
噴火予知連絡会 火山活動変化で臨時情報

 御嶽山の噴火を受けて火山情報の見直しを進めている火山噴火予知連絡会の検討会は、「噴火警戒レベル」の引き上げに至らない程度の変化についても登山者らに知らせるため、発表の仕方を変えることを決めた。

 去年の御嶽山の噴火では、噴火前に一時的に地震が増加したことから、気象庁が「火山解説情報」を発表したが、登山者らに危機感が伝わらなかったという課題がある。こうしたことから検討会では、入山規制を伴う噴火警戒レベルの引き上げに至らない場合でも、火山活動に変化があった場合、臨時の情報であることがわかるように通常の「火山解説情報」とは異なる発表をして、自治体や登山者らに警戒を促すことを決めた。

 また、火山の活動状況に応じて発表される噴火警戒レベルについても、レベル1の「平常」という言葉が安心感を与えるとして、ほかの言葉に置き換えることで意見が一致した。内閣府の検討会などでさらに議論し、具体的な言葉などは今月中に公表する方針。