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「信頼取り戻す」理研・新理事長が会見

2015年4月1日 20:35
「信頼取り戻す」理研・新理事長が会見

 STAP細胞問題に揺れた理化学研究所の新旧理事長が1日、下村文科相から辞令を受け取った。

 退任の辞令を受け取った野依良治氏は下村文科相に対し、「最後の1年はやや残念な事案もあった」と述べたが、11年6か月、理研の理事長として科学技術イノベーションの振興に尽力してきたと振り返った。

 辞令交付後には報道陣に対し、辞任はあくまで高齢が理由で、STAP細胞問題の責任を取ったわけではないと強調した。

 一方、1日付で新理事長に就任した前京都大学総長・松本紘氏は会見で、今後の理研について、「研究不正を起こさないような高い規範と倫理意識を定着させることは言うまでもない。科学全体の信頼を取り戻すべく、理研を発展させるよう取り組みたい」などと述べた。

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