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BPO理事長“国の関与”に否定的な考え

2015年4月23日 21:42
BPO理事長“国の関与”に否定的な考え

 BPO(=放送倫理・番組向上機構)に国が関わるべきとの考えが自民党の一部にある事について、BPOの浜田純一新理事長は23日、「今すぐ変える必要はない」と述べた。

 浜田理事長は、メディアと法律の研究者で、東京大学総長を6年務めた後、今月1日、BPOの理事長に就いた。日本テレビなどの取材に対し浜田理事長は、先に自民党がテレビ朝日とNHKから報道番組に関する事情を聞いた事について、直接的な論評を避けつつも、「(テレビ局側が)自主的な検証を『ここまでやっている』とアピールしていいのではないか。国民のサポートも得られる」と述べた。

 また、自主独立機関であるBPOに、国が関わるべきとする自民党の一部の考えに対し、否定的な考えを示した。

 浜田理事長「そういう事をやる前に、本当に自主的自律的にできないかという事を、ギリギリまで見極めるというのは大切だし、私は今すぐ大きく変える必要はないと思う」

 さらに、メディアと政治との関わりについては、「色んなぶつかり合いがある中で、より深みのある関係ができていくだろう」と述べた。